この冬 街中で流れ星を見る

さんぽみち

昨年のふたご座流星群のころ、星空案内人に滑り込みで仲間入りすることができた。星空案内人にはサイボウズというコミュニティがあることを知った。惑星の神、天の川の神、星雲の神、彗星の神、天文トークの神、多くの神たちが集う、そこはさながらギリシャ神話のオリンポス山だ。

神々の撮った写真に憧れてそんな写真を撮ってみたいと、望遠鏡やいろいろな天文機材を買ってみた。どれも開封の儀を済ませた後はただ部屋の装飾へと化していった。

永遠に続くと思えた今年の夏の日、ある神に教わった防犯カメラAtomCamで流れ星を撮る方法を思い出しベランダに取り付けてみた。簡単に使えるはずと思いこみ大枚はたいて手に入れたが、痛い目を見たスマート望遠鏡よりはるかに肌に合う。

そして一年後のふたご座流星群が間もなくやってくる。AtomCamで撮れた写真を神々に差し出し、流星群の兆しが見えてきたことを告げる。だが「それはふたご群ではない」と強烈なダメ出しをくらう。しかし意気消沈、やる気か失せても、心が折れても黙々と空を撮り続けてくれるのが、神器AtomCam!

よし、オリンポスの神々へ伝えてみよう、感謝を込めて。此処へ入れてもらえたことで、これまでに一番良い写真が撮れたと。

昨年のふたご座流星群のころ、星空案内人に滑り込みで仲間入りすることができた。正案内人になんてなれるとは思えず、それでも何かにチャレンジしてみたくて望遠鏡にポタ赤、自動導入装置、三脚、そしてスマート望遠鏡を買いあさる日々。でもどれも使い方さえわからず、一度も使わない天文機材が部屋の一部になっていた。それでも半年眠っていた防犯カメラATOMCAMを取り出してベランダに取り付けてみた。意外にも流れ星が写ってくれることがわかり、ふたご座流星群を期待して待つ。今年の極大日を目前にしたころ、写った写真をいよいよ捉えた!とばかりに報告してみたが、大先輩にまさかのダメ出しで意気消沈しつつも極大日を期待して待つ。

土曜の夜はあいにくの曇天、しかし日曜は晴天。23時ごろ明日は仕事だけれどできるだけ見てみるかとベランダに出てみる。幸いにも5分ほどで小さな流れ星を見ることができたが、「寒い」と早々に撤収。翌日ATOMCAMの映像を見てみると想像以上に写っていた。もう10分でもベランダで頑張っていればもっと見られたのではと、準な後悔を味わう。

それでもこの写真は私にとってこの一年で一番の写真だ。一年お世話になった方々に何と話せばよいだろう?「ふたご座流星群が撮れました!」といってもまたダメ出しを食ったらそれこそ再起不能だ。ふたご座流星群の特徴を教えてもらったばかりであるが、相変わらず自信がない。しかもこの点々...よく見れば写真としては大したこともない。とりあえず「この冬、街中で真珠のネックレスを見た」とでも報告しておこう。

この一年準な私をお付き合いいただいた皆様へ何と説明すればよいだろう?

ちょうど一年たって一番良い写真なのです 一番良い写真が撮れたとお世話になった方々へ

そうだ、真珠のネックレスをみたとはぐらかしてみよう

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